6畳程度の和室で壁際にデスクとチェアを配置し、ベッドとの間に通路を確保した在宅ワーク環境
LAYOUT GUIDE / 01

6畳で在宅ワーク用デスクを置く
レイアウト例

机を決める前に、椅子を引く。
狭い部屋で「置ける」を「続けられる」に変えるための実測ガイドです。

更新:2026.09.10読了目安:8分保存版
THE CONCLUSION

デスクの前に、
3つの余白を決める。

6畳の部屋では、机の外寸だけで配置を決めると、椅子を引けない、収納が開かない、通路が残らないという問題が起きやすくなります。

椅子を引く余白、部屋を通る余白、扉を開ける余白を先に床上で確認し、その残りに収まる机を選んでください。同じ「6畳」でも、畳の規格や間取りで内寸は異なるため、実測が前提です。

この記事の役割: 商品を先にすすめるのではなく、自分の部屋で成立する配置条件を整理することです。Amazon等の紹介リンクを将来掲載する場合も、広告・紹介料の可能性を明記します。
FIRST, MEASURE THE SPACE

机ではなく、
動く範囲から測る。

候補の机を探す前に、床へテープで外寸を再現します。椅子を引く場所と扉の可動域も、同時に囲んでください。

01

壁の有効幅

巾木、窓枠、コンセントを除いた、天板を置ける実寸。

02

椅子の後方

座る時だけでなく、立ち上がって離席する最も後ろの位置。

03

通路

椅子を引いたまま、ベッド・入口・収納へ通れる幅。

04

扉の可動域

クローゼットと引き出しを全開にしても残る床面積。

05

画面の距離

モニターまでおおむね40cm以上を保てる奥行。

THREE LAYOUTS TO TEST

家具ではなく、
生活動線から選ぶ3案。

以下は、6畳前後の部屋で検討しやすい配置案です。どれか一つが正解ではありません。床の仮置きと、朝・夜・休日の動きを実際に試して比べてください。

壁際にコンパクトなデスクを寄せ、中央に通路を残した6畳の在宅ワーク環境LAYOUT A / WALL SIDE
A / 最初に検討する配置

壁際に寄せ、
中央を通路として残す。

長い壁を使える場合は、デスクを壁沿いに寄せ、ベッドから収納へ抜ける中央を空ける配置です。配線と視線を壁側にまとめやすい一方、椅子を引いた状態の通路が最重要になります。

向いている条件壁の有効幅が十分にあり、中央を生活動線として残したい。
先に試すこと椅子を最も後ろに引いた状態で、収納扉を全開にする。
避けること延長コードを通路の横断方向へ這わせること。
窓に対して横向きにデスクを置く候補をメジャーと簡易図面で検討する室内LAYOUT B / WINDOW SIDE
B / 光を使う配置

窓に対して横向きに置き、
画面への光を調整する。

窓の近くは日中の明るさを得やすい反面、画面の映り込みやオンライン会議の逆光が起こりやすい場所です。窓の正面や真後ろではなく、体と画面を正対させつつ、窓を横にできるかを確認します。

向いている条件窓脇に有効な壁面があり、カーテンを開閉できる。
先に試すこと朝・昼・夕方に画面を見て、映り込みを確認する。
避けること明るさを優先して画面や体を斜めに固定すること。
ベッド脇の短い壁に小さなデスクを置いたコンパクトなホームオフィスLAYOUT C / BED SIDE
C / 範囲を限定する配置

ベッド脇の短い壁で、
仕事の範囲を小さく区切る。

長い壁が窓や収納で使えない場合は、ベッド脇の短い壁を使い、作業領域を限定します。机を広くするよりも、作業後に道具を片付けられる収納と配線を先に考える配置です。

向いている条件ノートPC中心で、仕事道具を最小限にしたい。
先に試すことベッドメイクと乗り降りの動きに天板が干渉しないか。
避けること寝具の上へPC・書類・電源タップが広がる状態。
CHOOSE BY WORK, NOT BY TATAMI SIZE

「6畳なら何cm」ではなく、
作業内容から逆算する。

机幅は部屋の広さだけでは決まりません。天板に置くもの、モニターまでの視距離、椅子を引いた後の通路を重ねて、候補を絞り込みます。

作業の中心天板上に置くもの先に守る余白
ノートPC中心PC・マウス・飲み物通路と椅子の後方
外付け入力機器PC・キーボード・マウス・メモ手前と脚元
外部モニター併用画面・キーボード・書類視距離と奥行
会議・書類作業PC・資料・筆記具・カメラ収納扉と出入口

姿勢と画面位置も、
レイアウトの一部です。

厚生労働省の情報機器作業ガイドラインでは、机上にキーボード、書類、マウスなどを適切に配置できる広さと、脚が窮屈でない机下空間を求めています。また、ディスプレイはおおむね40cm以上の視距離を確保し、画面上端が目の高さとほぼ同じか、やや下になる位置が望ましいとしています。[1]

つまり、天板が壁に収まっても、モニターを置くと画面が近すぎる、脚元が荷物で埋まる、椅子を体格に合わせられないという状態なら、レイアウトは完成していません。

メジャーと簡易図面を使い、デスクと椅子の後ろに残る通路を確認する様子
床に外寸を再現し、座る・立つ・通る・開ける動きを先に試します。

購入前の最終チェック

  • 巾木・コンセント・窓枠を除いた壁の有効幅を記録した。
  • 候補の天板幅と奥行を床に仮置きした。
  • 椅子を最も後ろに引いた状態で、部屋を通れる。
  • クローゼット、引き出し、室内扉を全開にできる。
  • 画面までおおむね40cm以上の距離を確保できる。
  • 机下に脚を動かせる空間があり、配線を点検できる。
  • 朝・昼・夜の光で画面を見て、映り込みを確認した。
  • 仕事を終えた後、PCと書類の片付け場所が決まっている。

ノートPCを長時間使う場合

ノートPCは画面とキーボードが一体のため、目線と腕の位置を同時に合わせにくい機器です。長時間の情報機器作業では、外付けディスプレイ、キーボード、マウスなどを使い、作業内容に合わせて配置することが望ましいとされています。[1] 英国HSEも、長時間のノートPC作業ではキーボードとマウスを分け、画面を持ち上げる方法を示しています。[2]

これは特定の商品を必要とするという意味ではありません。まずは、画面までの距離、肩をすくめずに入力できる位置、椅子と背もたれの調整を、自室で確保できるかを確認してください。

次に商品を比較するときの基準

机、椅子、モニターアーム、配線用品を比較する段階では、見た目やランキングよりも、この記事で残した数値を条件として使います。壁の有効幅、椅子の後方範囲、収納の可動域、コンセント位置に合うかを、商品ページの寸法表で照合してください。

RoomWork Labの方針: 特別リンクを掲載する際は、広告・紹介料を受け取る可能性を明記します。使用していない商品を、使ったようにレビューすることはありません。

まとめ

6畳で在宅ワーク用デスクを置くときは、机そのものより、机の周りに何が残るかが使いやすさを左右します。壁際、窓脇、ベッド脇の3案を、床の仮置きと生活動線で比べてください。自室の壁幅、脚元、視距離、扉の可動域に合うかを基準にすることが、狭い部屋での失敗を減らす近道です。

参考資料:[1] 厚生労働省「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」 / [2] HSE “Good posture when using display screen equipment”

NEXT STEP

机を選ぶ前に、
9か所を測る。

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